ストーカー調査|原一探偵事務所の調査の実際

ストーカー対応の基本

ストーカーのイメージ

2000年にストーカー規制法ができるまでは、警察に相談しても事件が実際に起きるまで何もしてくれませんでした。

 

法律ができて以降、警察の対応は改善してきましたが、いまだに不手際が見られます。

 

探偵を利用して証拠を先に押さえ、警察の対応を促進することが可能です。

 

まずはストーカー対応の基本について述べます。

 

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エスカレートする前に止めるのが鉄則

ストーカーの被害は増加の一途を辿っています。

 

障害や凄惨な殺人事件に発展するケースも頻繁に見られるようになってきました。

 

このストーカーの被害を食い止めるには、早期の対策が重要です。

 

妄想が深まって行動がエスカレートする前に食い止める。

 

そうすると諦める傾向が強いことがわかっているのです。

 

警察はエスカレートするのを待つ

しかし、以前は警察は早期対応を一切してくれませんでした。

 

警察には民事不介入という原則があり、基本的には明確に事件性のないことに首を突っ込みたくないのです。

 

本当に危険な案件なのか、普通の恋愛のいざこざなのか?

 

線引きが難しい。

 

単なる被害妄想の可能性もあります。

 

下手に手を出して、事件性がなかった場合、警察が責められる。

 

一生懸命対応したところで、上司からも評価してもらえない。

 

だから、脅迫・暴力沙汰・殺人など、明らかな犯罪が起きるまで何もしてくれなかったのです。

 

こんな警察の怠慢を背景に、桶川ストーカー殺人事件をはじめ凄惨な殺人事件がたくさん起きました。

 

それを機に世間の批判は高まり、ストーカー対策法が成立し、警察の対応は改善しつつあります。

 

しかし、いまだに警察がミスで転居先を相手に知らせてしまい、殺人事件に発展するような事件も起きています。

 

家族が防壁になるのが逆効果の場合も

例えば娘がストーカー被害に遭っていたら、親なら全力で守ってやりたいはずです。

 

その男に「うちの娘につきまとうな!」と言い渡し、娘を会わさないようにするでしょう。

 

特に気が優しくてキッパリ断れない性格の子の場合、そうしてあげたくなるはず。

 

ところが間に人が入って防ぐのは逆効果の場合もあるのです。

 

「自分と彼女は運命で結ばれた間柄なのに、愚かな親が邪魔をしている」

 

「彼女も本当は自分が好きなのに、親の手前それが言えないでいる」

 

妄想型のストーカーはそんな風に考え、執着をますます強めていきます。

 

最悪は家族全員が凶行のターゲットにされることもあります。

 

早い段階でもっと強硬な手段で、はねつけるべきなのです。

 

嫌がらせ・迷惑行為に発展する場合も

自分の好意が受け入れられないと、ストーカー的性格の場合、それは憎悪に変化することも多いです。

 

家の前に汚物を撒いたり、ポストに不気味な物を入れたり、家を張り紙やペンキで汚すなどの行為に及ぶ場合も。

 

これについてはいたずら・嫌がらせ調査のページも参考になるので読んでください。

 

警察もいいですが、まず証拠を提出しないと、のんびりした初動に失望させられる可能性大です。

 

探偵の監視調査は有力な選択肢

原一探偵事務所はストーカー対策に豊富な経験を持っています。

 

相手がわからない場合はまず、定点監視暗視カメラなどで依頼者の住所を監視するなどします。

 

相手が特定できたら、行動調査(尾行と撮影)をかけます。

 

相手が普通の恋愛行動から逸脱した、明らかな迷惑行為、犯罪まがいの行為を行っている証拠をつかむのです。

 

証拠があれば警察も動いてくれます。

 

同社は警察や弁護士にも太いパイプがあります。

 

調査の結果をもとに、警察と連携した対策を取ったり、必要に応じて法的措置を取るのです。

 

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ストーカー調査の実際

ここでは探偵がどんな調査をできるか、いくつか例を紹介します。

 

つきまとい者の発見と所在調査

出先でつきまとう者がいるという場合は、ストーカーが現れそうな時間・場所で依頼者に歩いてもらいます。

 

探偵は依頼者を尾行します。

 

ここでもしほかにも依頼者を尾行する者が現れたら、探偵はプロだからすぐわかります。

 

その時点で尾行対象をストーカーに切り替え、写真・動画を撮っていきます。

 

そのまま帰宅するまでストーカーを追尾し、住所をつきとめます。

 

テクニックについてもっとくわしく

尾行・撮影は行動調査と呼ばれる調査手法で、浮気調査でも使われています。

 

具体的にどういう風にやるのかに興味があるなら、下記の記事が参考になるでしょう。

 

 

自宅へのプレゼントや迷惑行為の調査

ストーカーはしばしば相手の気持ちを無視したプレゼント攻勢に走ります。

 

そしてそれを受け入れてもらえないと愛慕の気持ちは憎悪に変わり、迷惑行為を始めることも多い。

 

相手の玄関に汚物や動物の死体を置いたり、ペンキ・落書き・張り紙でドアを汚すなどです。

 

プレゼントや迷惑行為をしているのは誰なのか?

 

これは定点監視カメラの設置で証拠をつかめます。

 

帽子等を使って顔がわかりにくいようにしてやるのが普通なので、カメラの設置にはコツがあります。

 

この方法で相手の行動パターンをつかんだ上で、出没しそうな時に所在調査をかけることも可能です。

 

探偵を待機させ、出没したら尾行・撮影を行いながら、住所をつきとめます。

 

監視機材について

ネットワークカメラ等の紹介があります。

 

 

盗聴器発見

ストーカーは盗聴器を仕掛けている場合も多い。

 

特に以前の交際相手の場合は部屋に入るチャンスがあったので、可能性が高いです。

 

一番よく使われる電源タップ偽装型盗聴器なら電池は不要で、コンセントに差すだけで半永久的に盗聴できます。

 

行動予定・行き先がダダ洩れなので、ぜひとも止める必要があります。

 

盗聴器発見器を使って簡単に見つけられます。

 

探偵の調査の中でも最も簡単で費用も安いものなので、気軽に実施できます。

警察の対応の変遷(知識編)

既に述べたように警察のストーカー対応は改善されてきています。

 

背景には法律の整備もありました。

 

これについて簡単にまとめておきます。

 

ストーカー規制法(2000年)以前

20世紀のうちは、警察は民事不介入を盾にストーカー事件への対応に消極的でした。

 

実際に傷害や殺人の事件が起きるまで何もしてくれないに等しかった。

 

今日の「ストーカー事件」は「痴情のもつれ」という謎の警察用語で片付けられていました。

 

当時はまだ「ストーカー」という用語自体も今日ほど社会に普及していませんでした。

 

しかし、「痴情のもつれ」というような表現で済ませられない凶悪な事件が報道される機会が増えていきました。

 

警察の対応はこのままでいいのかという社会の問題意識も膨らんでいきました。

 

警察の問題認識はそれについていけていなかったと思います。

 

ただ、警察の立場に立てば、法的裏付けがないのに動けないという事情もあったと思います。

 

参考サイト: ストーカー規制法(Wikipedia)

 

桶川ストーカー殺人事件(1999年)

そんな中、ついに国会をも揺るがす大事件が発生します。

 

埼玉県桶川市のJR駅前で白昼、女子大生がストーカーの手下に刺殺された事件です。

 

ストーカーは風俗店の経営者で、殺害は組織的・計画的に行われました。

 

その残虐性は社会を震撼させました。

 

加えて埼玉県警の怠慢ぶりが週刊誌によって暴露され、国会でも取り上げられるに至りました。

 

こうして急ピッチで立法が進められて、ついにストーカー規制法が成立したのです。

 

参考サイト: 桶川ストーカー殺人事件(Wikipedia)

 

その後の経緯

で、ストーカー規制法ができたことで警察の対応が見違えるほど変わったかというと、そうはいきませんでした。

 

その後も20年のスパンにわたって事件が起き、そのたびに法律の不備と警察の意識改革の甘さが露呈しました。

 

逗子ストーカー殺人事件(2012年)
神奈川県逗子市で主婦が結婚前の交際相手に刺殺された事件です。

 

この事件では警察や市役所がストーカーに不用意に被害者の住所を教えてしまう失態がありました。

 

またストーカー規制法の規制範囲に電子メールを使ったつきまといが含まれていない問題も明らかになりました。

 

そのために犯人の行動にストップをかけられなかったのです。

 

当時、電子メールはすでに社会に広く深く浸透していたにもかかわらずです。

 

法律がテクノロジーに追いついていないということで、第一回の法改正につながりました。

 

参考サイト: 逗子ストーカー殺人事件の詳細

 

小金井ストーカー殺人未遂事件(2016年)
東京都小金井市で女性がストーカーにめった刺しにされ、深刻な後遺症を負った事件です。

 

この事件では法律がSNSを使ったストーカー行為に対応できていない問題が明らかになり、第二回法改正につながりました。

 

参考サイト: 小金井ストーカー殺人未遂事件の詳細

 

博多元カノめった刺し事件(2022年)
ストーカー規制法ができて20年以上経つのに、また起きた凄惨な事件がこれです。

 

男は警察の禁止命令が出た後に犯行に及びました。

 

警察の女性保護措置が不十分だったのです。

 

このように、昔に比べれば大幅に改善されたとはいえ、まだまだ警察は十分守ってくれません。

 

また、警察の問題意識のレベルも地方によってかなり温度差があると思われます。

 

不足を感じるなら、探偵の活用をはじめ、様々な自衛措置を講じるべきだと考えます。

 

参考サイト: 博多元カノめった刺し事件の詳細

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