【原一探偵事務所の探偵教官を訪問インタビュー!】

男性訓練生も泣き出す鬼教官

探偵教官

【長身・精悍な印象のM氏】

探偵は顔が知られていると業務に支障が出るのでモザイク加工してあります。

 

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2回目の訪問では、探偵の教育訓練を担当する教官にお会いすることができた。

 

長身・精悍でハードボイルドな薫りのする方で、社内では「鬼教官」で通っているとのこと。

 

しかも、新人2名の尾行演習に同行させていただいた。

 

いざ、訓練現場へ!

尾行演習では、全員が業務無線を装着する。

 

1台10万円以上する高額な機材で、探偵にも車にも1台ずつ配備されている。

 

上の写真は演習に出かける前に無線を装着した教官M氏。

 

かなり大きな機材だが、どこにつけているのかわからない。

 

実はズボンの左のポケットに仕込まれているが、正面から見ても、写真のように真横からみてもほとんどわからない。

 

探偵は無線機、隠しカメラ、録音機など多くの機材を携行するが、それで体のあちこちが膨らんでしまっては怪しいこと、この上ない。

 

そこで、いろいろなものを目立たないように装着するスキルを持っている。

 

上掲はその見本のような写真。

 

無線で飛び交う厳しい指摘

尾行体験の前半は、訓練生2人が私を尾行する形で行われた。

 

私は探偵W氏の運転する車に乗り、クルージングスタート!

 

イヤホンから訓練生とM教官の声が聞こえてくる。

 

車両尾行では急に右折のために停車した私たちの車に阻まれて、尾行車が真後ろにつけてしまうミスが発生し、M教官の叱咤が飛んだ。

 

他にも小さいミスが頻発。

 

追跡される側で聞いていても、車両尾行のむずかしさがわかる。

 

見失わないよう、近づきすぎないよう、無線もしっかりやりながら、事故は絶対起こさないように運転する。

 

注意をはらうべき点が多すぎるのだ。

 

駐車した後、ショッピングモール内を回遊する。

 

駐車場からの入り口で、訓練生が我々のそばをすり抜けるミスをした時も厳しい声が聞こえた。

 

W氏の説明を受けて我々は入り口付近に滞留していた。

 

そのため、訓練生はそばをすり抜けて先回りをしようと判断したようだが、それはNGらしい。

 

探偵は不用意にターゲットには近づいていけない。

 

覚えられるもとであり、少しでも記憶に残れば、その後の行動の自由度が大きく制約される。

 

ショッピングモールを回遊する間、訓練生が私の行動をすべてモニターするのが無線で聞こえる。

 

「広場で立ち止まった」「ショッピングエリアに進行再開」

 

だが、どこから観察しているかは、いくら見回してもわからない。

 

「○○ショップに入ります」

 

「そのショップに出口がいくつあるか確認せよ」

 

その間もM教官が指示を出し続ける。

 

Q. 厳しいですね。いつもこんな感じ?

 

探偵W氏: いや、いや。いつもの1/5くらい(笑)。

 

普段はもっと激しいです。

 

Mは鬼教官と呼ばれている。男の訓練生でも「できない」と言って泣き出しますから。

 

ハライチの調査力を支える厳しい実戦想定訓練

尾行演習を見させてもらって、1回目の取材の時に探偵W氏が「探偵技術の神髄は尾行」と語っておられた意味がよくわかった。

 

車両尾行は同時にやることが多すぎ、瞬時の判断力と高いドライビングテクニックが求められる神業。

 

そして徒歩尾行はまったく姿が見えない。演習なので、尾行者を事前に知っているにも関わらず。

 

プロの尾行は、素人がこっそり後をつけるのとは異次元のレベルと納得した。

 

そして、そういう技術を持った探偵を育てているのがM教官。

 

男の訓練生も泣くというが、探偵を志した者なら、この技術に触れられた人は幸せなのでないかと思った。

 

レベルの低い探偵社に入って「尾行ってこの程度のこと?」と勘違いするよりも。

 

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