原一探偵事務所 札幌支社・取材レポート

札幌支社|原一探偵・支社探訪記

原一札幌支社の精悍な探偵たち

【原一札幌支社の精悍な探偵たち】


原一の札幌支社は立ち上げから10年以上になります。


たった2人で立ち上げた当時は、顧客の確保も探偵の採用も大変だったそうですが、今では道民の支持の高い有力探偵社になっています。


当サイトはこの2人に取材したことがありますが、その詳細は別のサイトに収録しているので、ここでは要約をご紹介しましょう。


原一探偵事務所 探偵業届出番号:埼玉県公安委員会 第43070145号



北海道の浮気調査

北海道と日本の他地域の大きな違いは、まず人口密度や交通量の低さです。


閑散な環境は発覚リスク大
混雑した場所での尾行は失尾の危険が高いのですが、北海道のような場所は逆に発覚のリスクが高まります。


尾行や張り込みが人目について、とても難しい地域なのです。


雪が車両尾行の方法に影響
次に積雪量の多さと本州とはレベルの違う厳寒があり、冬期は調査の困難さが最高レベルに達します。


車社会なのでほとんどが車両尾行の案件なのですが、冬期には本州の調査で多用されるカモフラージュテクニックがほぼすべて使えなくなります。


除雪が積み上げられ車線減少

【除雪が積み上げられ車線減少】


除雪された雪が積み上げられ、車線が減少し、対向車のすれ違いが難しくなることも多いです。


交通量の少ない細い道など、積雪が多くて通行不能になるケースもあります。


除雪された雪は一見柔らかそうですが、中身は融解と凍結を繰り返して岩のようになっており、擦ると車を破損します。


路肩は雪深く、スタックの危険でいっぱいです。


こういう環境下で複雑なテクニックを使うと車が雪で動かなくなって自滅するリスクが大きい。


だから、北海道の車両尾行は距離を空けながらシンプルに後をついていく感じです。


本州での車両尾行は、数台のチームで各種のカモフラージュテクニックを使って頻繁に交代しながら追います。


北海道の場合は、1台を長めに使い、途中で別の車に交代し、1台ずつ使い切りながら数台で追うやり方になります。


危険な積雪期の夜間

【危険な積雪期の夜間】


危険な冬期の調査
アイスバーン、ホワイトアウトなどもあり、夜間の車両尾行は特に危険です。


しかし、土地の浮気カップルはお構いなしに100km以上の猛スピードで飛ばします。


方向指示器も出さずに急な車線変更をされることも多く、ついていくと轍の雪に足を取られてヒヤリとしたりします。


北海道の冬の浮気調査は、探偵も命がけなのです。


こういう本州と全然違う状況に対応するノウハウを何年もかけて手探りで編み出していったそうです。


原一札幌支社No.2だったK部長

【原一札幌支社No.2だったK部長】


そんな話を聞かせてくれたのは、北海道支社立ち上げメンバーの一人、K現部長でした。


とても知的な印象の方で、現在は埼玉の本社に勤務しておられます。


新千歳空港

【浮気旅行の玄関口: 新千歳空港】


引き継ぎ調査は千歳空港から
さて、北海道は人気の観光地であり、全国から浮気カップルが不倫旅行に訪れますが、その玄関口になるのが新千歳空港です。


参考: 新千歳空港ホームページ


全国各地の支社から引継ぎを受けて、ここから札幌メンバーの尾行がスタートします。


旅行シーズンにはこうした道外カップルの調査が全体の1割くらいになるそうです。


逆に北海道から道外に出る不倫カップルを見送るのもこの空港です。


ここで尾行を終えて、行先の支社に引き継ぎます。


行き先は東京が圧倒的に多いそうです。


ススキノのラブホテル街

【ススキノのラブホテル街】


すすき野の浮気模様
札幌で重要な現場の第一がススキノのラブホテル街です。


参考サイト: すすきののラブホテル(ハッピーホテル)


道内カップルはもちろん、道外の人も利用します。


男女とも道外から旅行で来る場合は、宿泊はシティホテルや旅館になりますが、片方だけの場合はここが多いのです。


例えば、女性が札幌以外の町の人で本州の男性と遠距離不倫をしている場合。


出張に合わせて札幌まで出てきてくれれば、男性も便利です。


ススキノで飲んでいても、二人とも知り合いに出くわす危険はありません。


だからススキノで飲んで、そのままホテル街に行くのです。


あるいは一人でラブホテルに入ってデリヘル嬢を呼ぶケースも多いそうです。


札幌市西区のラブホテル街


街はずれの隠れ家的ホテル街
しかし、二人とも札幌在住の場合は、ススキノでは知り合いに見られるリスクが気になる場合も。


そういう場合は、西区のホテル街があります。


住宅地の中に忽然と現れる秘密めいた場所です。


この取材の際に私(このサイトの著者)も連れていってもらい、妙なときめきを覚えました。


やさしいタフガイ・札幌支社長
この時に車で案内してくれたのが札幌支社長のSさん、二人の立ち上げメンバーのNo.1の方です。


Sさんはプロの格闘技経験者で、いかにも強そうですが、ユーモアに富んでいて、部下に対する口調も優しい方です。


原一札幌S支社長

【原一札幌S支社長】


北海道では札幌と旭川に2~30軒規模のラブホテルの集積がありますが、ほかはそんなにありません。


例えば江別なら1軒だけです。


というわけで、ターゲットのプロフィールと合流場所がわかれば最終目的地はほぼわかるそうです。


熊出没注意

【熊出没注意】


探偵と動物の関係?
さて走行時に野生動物に注意しないといけないのも北海道ならではです。


飛び出してきた鹿と衝突しそうになることは多いそうです。


参考: エゾシカとの衝突防止について(北海道庁)


北海道の浮気ではカーセックスも多いそうですが、そういう場合の張り込みでは熊の出没にも注意する必要があります。


駐車場で張り込んでいる時に茂みで物音がして肝を冷やすことは珍しくないそうです。


参考サイト: ヒグマの人身被害発生状況(北海道庁)


浮気調査の基礎知識

原一の浮気調査の一般情報のページもみてください。


北海道に限定されない一般的な調査手法の知識が得られます。



北海道の家出人捜索


道内の家出人の行動傾向
道内の人の家出の場合、すすきののネットカフェなどで見つかることが多く、北海道を出ることは稀だそうです。


車を利用している場合は、道の駅やパチンコ屋の駐車場を丁寧に探します。


一度探して見つからなかった場所でも、繰り返し探すことが大切だそうです。


成人男性の家出は自殺志願のことも多いので、捜索は急を要します。


留年、就職失敗、リストラなどを機にいなくなった場合は特に危険です。


そういう人は思い出の場所を旅行した後に決行することが多いのですが、その場所を上手に絞り込まないと選択肢が多すぎて探せなくなります。


決行場所は思い出の場所の近くの山林などが多いですが、冬場はもっと簡単に死ねてしまいます。


泥酔して野外で眠り込むだけで凍死するのです。


春になって雪解けとともに死体が出る話は多いようです。


生きて発見して引き合わせたいので、家出人捜索は早めに相談してほしいと言っていました。


家出人捜索の基礎知識

原一の人探し専門部門に取材した記事があります。


北海道に限らない、原一の一般的な家出人捜索のやり方がわかります。


成人男性の家出人に自殺傾向が強い事情も理解できるでしょう。




他地域の浮気調査事情は?

北海道は環境が特殊なため、本州以南と調査事情が大きく異なるのがおわかりいただけたと思います。


原一さんは埼玉発祥の会社なので、札幌支社を開設した時は完全な新参者。


地元企業が圧倒的に強い中で知名度も低いうえ、不慣れな雪国の環境にとても苦労されたそうです。


そんな中でひとつずつ積み重ねていったノウハウの片鱗を今回の取材で公開していただいたわけです。


では、他の地域でも固有の調査事情があるのでしょうか?


実は北海道はかなり特殊で、他の地域では比較的均質です。


大きくは「都会/郊外ないし田舎」の違いが基本構造になっています。


例えば都会では徒歩尾行の比率が高く、郊外ないし田舎では9割くらいが車両尾行案件である、などです。


しかし、それでも地域固有の事情が見られる場合もあります。


なかでも横浜はかなり固有の特性が強い地域です。


興味のある方は下記の記事をおよみください。



地域別事情以前に浮気調査の基本的なことを知りたい方には下記の記事が役に立つかと思います。